福祉サービス利用援助事業(地域福祉権利擁護事業)

 福祉サービス利用援助事業と地域権利擁護事業との違いは?
地域福祉権利擁護事業は、下記の3つのことを行う事業の総名称であり、
 @福祉サービス利用援助事業
 A福祉サービス利用援助事業を担当する職員の研修事業
 B福祉サービス利用援助事業に関する普及および広報啓発事業
福祉サービス利用援助事業は、地域福祉権利擁護事業の中に含まれているということになります。

 では、福祉サービス利用援助事業とは?
 福祉サービスは、自分の意思と責任で必要なサービスを選び、サービス事業者と対等な関係で契約し利用することが基本です。しかし、自分の判断能力に不安がある方は、どんな福祉サービスがあり、どのようなサービスが自分に適しているのか、どうすれば利用できるのかなど、適切な判断がつかず、結果として充分なサービスが利用できない状態となってしまうことも考えられます。
 また、毎日の暮らしに必要なお金の出し入れがきちんとできなかったり、訪問販売などで過剰に物品を購入してしまったりといったトラブルも想定されます。
 そのような方々が地域で安心して暮らせるように、個人の尊厳と利用者自身の意思決定を尊重しながら、福祉サービスの利用手続きのお手伝いや、日常生活に必要な金銭管理のお手伝いをする事業が、福祉サービス利用援助事業です。

◎認知症高齢者・知的障害者・精神障害者などの方々で、次のようなことでお困りの方
どのような福祉サービスがあるのか、どのようにすればサービスを利用できるのかわからない。
毎日の暮らしに必要なお金の出し入れに自信がない。金銭管理に不安がある。
物忘れが多く、通帳やはんこなどの大事なものを、どこに置いたかわからなくなってしまう。
お父さんやお母さんがいなくなった後の生活が心配だ。
など。


 どのようなお手伝い(援助)をしてくれるの?
・・・福祉サービスが安心して利用できるように、お手伝いします。
  ○福祉サービスについての情報提供や助言
  ○福祉サービスを利用するときの手続きや利用料の支払い
  ○福祉サービスが適正に行われているかどうかのチェック
  ○福祉サービスについての苦情を解決するための手続き

・・・毎日の暮らしに必要なお金の出し入れをお手伝いします。
  ○預貯金の出し入れや解約などの手続き
  ○税金や社会保険料、公共料金などを支払う手続き
  ○年金や福祉手当の受領に必要な手続き
  ○医療費を支払う手続き

・・・大切な書類や印鑑などを、安全な場所でお預かりします。
  ○預貯金通帳
  ○証書(年金証書・権利書・契約書・保険証書)
  ○実印・銀行印など
 @通常の預かりサービス
  ◎普通預金通帳や印鑑などを、社会福祉協議会内の金庫でお預かりします。(無料)
 A重要な書類等の保管サービス
  ◎定期預金通帳・証書などの重要な書類を銀行の貸し金庫を利用し保管します。(実費要負担)

・・・定期的に生活支援員が訪問し、未然にトラブルを防いだり、困りごとの相談に応じたりします。

 利用料は?
 相談から契約の締結までは無料ですが、支援にあたっては利用料が必要です。 ただし、生活保護を受けている人は無料です。

サービスの内容 利用料


1時間まで1,000円
(1時間を超える場合は、30分ごとに500円の加算)
@通常の預かりサービス 無料
A重要な書類等の保管サービス 貸金庫利用料を実費程度要負担

 お問い合わせ先
久万高原町社会福祉協議会【本所久万支所面河支所柳谷支所】 まで。

福祉サービス利用援助事業についての詳しい情報は、こちらのHPでご覧になれます。